トップページへ / Introducing TLS(目次) / とあるファンの場合



とあるファンの場合


やり続けるのには訳がある
 私はトゥルーラブストーリーというゲームが大好きです。そして、今でもずっとクリアし続けています。初プレイの時の衝撃と自分の過去との関係はゲームをやり続けていくのに十分な動機でした。普通のゲームでしたら回数を重ねれば要領もよくなりますし、出来ることだってなくなっていきます。そして最後には飽きてしまうものです。でも、トゥルーラブストーリーは違いました。重ねていくうちに見つけた奥深さ。いくらクリアしても次々に沸いてくる何か。やり続けているのには訳があるのです。


あまりにも衝撃的な出会い
 「このゲームはいけるはずだ」と直感したゲームは見事にハマるという過去があります。この直感は一度も外したことがありません。トゥルー・ラブストーリーもそんなゲームの1つでした。「ゲームが呼んでいるっ!」そんな気さえしたのです。
 初クリアは本多智子さんで季節は春でしたが、その時の様子は今でも鮮明に覚えています。実はエンディングを見るまではずっとハッピーエンドになるのだと思っていました。もちろん、転校するまでの1ヵ月間という設定があるのは知っていましたので、きっと転校が取り止めになるなどの展開があって「ああ、よかった」という結末になるのだとばかり思っていたのです。そんな思い込みがあったので何も起きずに最終日の朝を迎えた時は「あれ?」という感じでした。しかも、学校に行ったら「元気でね」とか「寂しくなるね」などお別れの挨拶しにくるではありませんか。ここでようやく「本当に転校しちゃうの!?」と思うようになります。そして本多さんが登場し「どうして黙っていたの?」と聞かれた時にすべてを理解すると同時にとてつもない切なさに包まれました。
 クライマックスの告白シーン。すでに放心状態でしたが、最後の「うん。待ってるわ・・・。手紙・・・、書くね」このセリフを聞いた瞬間に涙腺が決壊…大泣きでした。主人公と自分の過去と重なってしまい泣く以外の感情の表現が見つからなかったのでしょう。スタッフロール中は「恋のように僕たちは」をぼんやりと聴きながらずっと過去のある出来事を思い出していました。手紙のシーンが終わって5分くらいはなにも出来ずそのままだったような気がします。なんかのはずみで○ボタンを押したらしく「セーブ中です」という声を聞いて我に返ったというエピソードがあったりします。
やはり素質でしょう
 過去に何か切ない経験がある人ほどトゥルー・ラブストーリーにハマると思います。もちろんそういった経験がなくても楽しめますが、切ない経験がある人は主人公と自分が重なって見え、特別な魅力を感じているはずです。私の場合は高校3年生の時に付き合っていた人に先立たれた経験があります。だから離れてしまうというエンディングはとても酷でした。当然のことですが、死んでしまえばもう二度と会うことはできません。でもトゥルー・ラブストーリーの場合は別れて終わりではありません。別れることになっても再会を誓うことができます。ただそれだけの事ですが「なんて素晴らしいことなんだろう!」と心強く感じました。トゥルー・ラブストーリーをプレイすると一時的ですが心に空いた穴を埋めてくれます。そして、再び穴が空いたらまたクリアするのです。とにかくトゥルー・ラブストーリーが好き。そして、何度でもクリアしてしまう理由はこんなところにあるのです。
 トゥルーラブストーリーは「思い出したくはないけれど絶対に忘れたくない」そんな心の奥底にしまっておいた想い出をそっと優しく引っ張り出してくれるゲーム…と言ったところでしょうか。私にとってトゥルー・ラブストーリーは存在自体が奇跡とも言えるものなのです。
ゲームとして楽しめます
 クリア続ける理由に純粋にゲーマ−魂を揺さぶられたというのがあります。マルチエンディングならば全部のエンディングを見ようとしますし、選択できるキャラが複数あるようなゲームなら全員でクリアしてみようと思います。用意された目標がある限り達成するまでやり込むことが多い性格です。
 初代トゥルー・ラブストーリーなら登場キャラが9人。そして季節によるバリエーションがあるため最低でも24回は遊べます。さらに、すべてのイベントを体験するとか、アルバムを埋めようとするとクリア回数は軽く100回を越えるでしょう。ずっとプレイしてきたのはもちろんこのゲームが好きだからですが、トゥルーラブストーリーの全てを知りたい…そんな気持ちが強かったせいでもあります。クリアするローテーションを決めていたのは特定のキャラに片寄らないようにするためです。クリア回数を均等にすることによってより深くそして広く知ることができると思ったからです。

トップページへ / Introducing TLS(目次) / ページの先頭へ